むくみとは?
むくみ(浮腫)とは、体内の水分がうまく排出されず、細胞と細胞の間にたまってしまう状態のこと。主に足、顔、手などに起こりやすく、「だるい」「重い」「張っている」などの不快感を伴います。
むくみの原因と種類
むくみは、大きく分けて次の3つの原因があります。
① 静脈圧の上昇によるむくみ
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長時間の立ち仕事・座りっぱなしのデスクワーク
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下肢静脈瘤
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心不全などの循環器疾患
② 浸透圧の変動によるむくみ
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塩分の過剰摂取
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タンパク質不足
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腎機能の低下(腎不全)
③ 血管壁の透過性が高まることによるむくみ
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炎症
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アレルギー反応
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ホルモンバランスの乱れ(月経前症候群など)
また、むくみは**「全身性」と「局所性」**に分けられます。
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全身性のむくみ:心不全、腎不全、肝硬変などの内科的疾患が原因
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局所性のむくみ:足や顔など特定の部位に現れ、静脈やリンパの流れの障害が主な原因
参考:国立長寿医療研究センター
むくみにマッサージは効果的?
マッサージのメリット
適切なマッサージには、以下のような効果が期待できます。
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リンパの流れを促進:軽い圧でのリンパマッサージが有効
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血行促進:血流が良くなり、水分代謝も活発に
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冷えの改善:体温が上がることで新陳代謝がアップ
注意点
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強すぎるマッサージは逆効果。リンパ管や血管を傷つける可能性があります
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「ぐいぐい押す」よりも「さするように優しく」がポイント
足のむくみが慢性的・ひどい場合は、まず医師に相談を!
効果的なマッサージ方法
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ふくらはぎ:膝から足首へ向かって軽く撫で下ろす
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足裏:土踏まず(腎臓・膀胱の反射区)を中心にやさしくほぐす
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足を高くする:仰向けに寝て、足を心臓より高く上げるだけでも効果的
参考:静岡静脈瘤クリニック、鳥取大学医学部附属病院
むくみに効く食事とは?
食事でむくみは改善できる!
むくみは、栄養バランスを整えることで大きく改善が期待できます。
ポイント
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塩分の摂取を控える
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カリウムやタンパク質など必要な栄養素をしっかり摂る
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こまめな水分補給を心がける
むくみに効く栄養素6選
栄養素 | 効果 | 含まれる食品例 |
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カリウム | 余分なナトリウムを排出し利尿を促進 | バナナ、アボカド、海藻類 |
タンパク質 | 血液の浸透圧を保ち、水分保持を防ぐ | 大豆製品、魚、卵、肉 |
ビタミンB群 | 水分代謝や血流の改善 | 玄米、レバー、豆類、ごま |
ビタミンC | 血管を強化し、毛細血管の機能向上 | 柑橘類、ブロッコリー、ピーマン |
ポリフェノール | 血流を改善し水分代謝をサポート | 緑茶、ベリー類、赤ワイン |
食物繊維 | 腸内環境を整え、老廃物の排出促進 | 野菜、きのこ類、海藻 |
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むくみ対策におすすめのレシピ
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さつまいものはちみつレモン煮
- カリウムとビタミンCが同時に摂れる -
きゅうりとわかめの酢の物
- 食物繊維・カリウム豊富&塩分控えめがポイント -
食べるミネラルスープ(トマトベース)
- トマト・セロリ・玉ねぎなどでカリウム摂取 -
長芋と椎茸のキムチスープ
- 利尿作用+身体を温める効果も -
小豆スイーツ(砂糖控えめ)
- 小豆のサポニンでむくみスッキリ!
むくみ予防のための生活習慣
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ウォーキングやストレッチなどの適度な運動
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水分補給を意識する(1日1.5〜2L目安)
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睡眠の質を高める(6〜8時間)
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ぬるめのお風呂でリラックス&血流促進
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長時間の同じ姿勢を避け、こまめに体を動かす
まとめ
むくみは一時的なものから、病気が関係しているケースまで様々です。塩分控えめ・栄養バランスのとれた食事、適度な運動やマッサージを取り入れることで、多くのむくみは改善可能です。
しかし、次のような症状がある場合は、医療機関の受診をおすすめします。
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急に体重が増えた
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むくみが数日以上続く
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片側だけのむくみがある
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まぶたや顔のむくみが強い
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尿の量が極端に少ない
日頃のケアを習慣化して、むくみ知らずのすっきりボディを手に入れましょう!
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